『プレッシャー下での実力発揮と目標達成をサポートする』日本代表アスリート兼スポーツメンタルトレーナーの中嶋です!

フィールドホッケーをドイツのハンブルクでBundesliga2部のTHK Rissenに所属しプレーする飯髙悠貴選手の5回目のメンタルトレーニングの報告です!

今回、飯高選手が相談に乗って下さったテーマは“チームで勝つには?”

最近の飯高選手の成長ぶりには目を見張るものがあるようで練習試合ではゴールとアシストを積み重ねているとのことでした。

しかし、ホッケーは団体戦なので自分の調子の善し悪しが必ずしも試合結果に繋がるとは限らない。

どんな時でもチームとして勝つには?

チームがどんな状況でも機能的にモチベーション高くプレーしていくにはどうすればいいか?

そのようなお話を一緒にしていきました!

今回の記事を読むとチーム競技でパフォーマンスを高く保つためのコミュニケーションの取り方の一例が理解できます!

飯高選手に関する過去記事はコチラ↓↓↓

1回目

【サポート選手紹介】フィールドホッケー飯髙悠貴選手

2回目

【2回目】ホッケー飯高選手メンタルトレーニング

3回目

勝負にこだわるメンタリティとは?【3回目】ホッケー飯高選手メンタルトレーニング

4回目

【4回目】飯高選手メンタルトレーニング

チームで勝つために必要なこと

チームで勝つには

一人一人のプレーヤーが個性を発揮出来るポジションで、かつ自身のチーム内での役割を把握し、その中でも主体的に考えその時々で適切な判断をコミュニケーションで共有し合いながら、高いパフォーマンスを維持してプレー出来ていること

が大事だと思ってます。

逆に考えれば、そのような理想の状態を妨げてしまっている状態は何か?を考えて行けたらいいと思います。

今回、飯高選手は

・具体的な試合のプランは共有しているが、その通りに動けない選手がいる(自分の役割を外れたり、任せるべき所を任せられない)

・そこに対してポジションの声掛けなどをするが理解してくれない。

・酷い失点をしたり、審判の判断に納得がいかないと気持ちが下がり、流れが悪くなり悪循環に陥る。

以上のことを上手くいかない時の共通点としてあげてくれました。

今回はそこに対してどのように話を進めて行ったかを解説します!

ミスした後のコミュニケーションが大事

どのスポーツでも言えることですが、とにかくミスがつきものです。

ミスしない選手なんてこの世に存在しません。

ミスしないのは大門未知子くらい。

#ドクターX#「私、ミスしないので」

#え、だれ?

なので、大門未知子以外の人間は『ミスは必ず起こる』ことを前提として考えた方が良さそうです。

なので、いざミスが出た時にチームメイトがしたいのは

『ミスをした選手を徹底的に責めること』ではなく、『ミスが起こった後のリカバリー』です。

リカバリーに含まれるものは

①ミス直後のプレー的なフォロー。

②ミスした選手とチームメイトのメンタル的なフォロー。

です。

■①ミスした直後のプレー的なフォロー

それぞれの競技で違うのでここでは細かく追求しませんが、それぞれの選手がその状況でするべき行動が明確になっていることが大事ですね。

■②ミスした選手とチームメイトのメンタル的なフォロー

ミスした選手は基本的に起こしたミスを気にしがちです。

勝敗に関わるような大きなミスはその試合中引きずってしまいがちですもんね。

ただ、引きずることって良いことありましたっけ?

もちろん、ミスを活かして次の行動に落とし込めていれば問題ないのですが、そこにただただ負の感情を伴ってしまってる状態は大きな悪影響を及ぼします。

その人らしさを引き出す声掛けとは?

結論から言うと、『その選手らしさを1試合通して継続させてあげられるような声掛け』が良い声掛けだと思います。

ここでまず確認したいのは、1試合を俯瞰して見た時にどのようなパフォーマンスが発揮されていればいいのか?ということ。

■ホッケーA選手の場合

例えばホッケーでシュートが持ち味のA選手がいたとして。

シュートが枠に入る確率は80パーセントで、枠に入ったボールがゴールに決まる確率は50パーセントだとします。

#パーセンテージは超テキトー

つまり、シュートを打ったら決まる確率が40パーセント。

A選手は持ち味のシュートを撃ち抜いたら40パーセントの確率で決まるんです。

#もう一度言うけど#パーセンテージは超テキトー

なので、A選手が1試合通して目指したいのは、この選手の持つ『40パーセントの確率でゴールが決まりうる、持ち味のシュート』をどんな時でも思い切って振り抜くことなんですね。

やってはいけないのが、A選手の持ち味のシュートを奪ってしまうこと。

例えばゲーム序盤、最初の決定的な場面でA選手が打ったボールがゴールを外れたとします。

ゴールポストをギリギリ外れましたが、A選手らしいキレとスピードのある素晴らしいシュートでした。

しかし、そこでチームメイトが「今のは決めてくれよー。。」という表現をしたらどうでしょう?

A選手がそれを気にして「やべぇ、次は外せないな。。」と思うでしょう。

試合は前半のロスタイム

また次A選手にシュートチャンスが訪れた時、「これ、さっき外したんだよな。。」と先程のミスの光景がフラッシュバックします。

「1点決めて前半折り返したいし、外したらまたチームからドヤされるな」

と思ったところ、ついつい力が入りいつものA選手らしいスティックの振りはなく、ボールは力無くキーパーの正面に。

この場合、力んでしまったことで本来の40パーセントで決まりうるシュートのパフォーマンスは出せていません。

このようなことって実は日常茶飯事だと思います。

チームメイトからの声掛けによって余計なプレッシャーを受け、力みに繋がる。

もしくは、1度目のミスの時にチームメイトの声掛けは「大丈夫大丈夫!」など気を使った声掛けでも本人が心から「大丈夫」と思えていないと次に力むことはありますよね。

なので、『その選手らしさを1試合通して継続させてあげられるような声掛け』が必要なんです。

じゃ、具体的にどのような声掛けをしてあげたいか?

今回の場合は1回目のA選手のシュートはゴールギリギリ外したものの、とてもA選手らしいシュートでした。

なので、次もその『A選手らしいシュート』を打ってもらいたいんですね。

なので、外した事実はあるものの、そのシュートを肯定してあげること。

そのシュートの良かったところを認めてあげると良いと思います。

「キレッキレだね!」

とか

「うわ、強烈!」

とか

「次もそれで!」

とか

次も同じような『A選手らしいシュート』を「打っていいんだ、打ちたい!」と思わせてあげるような声掛けがあると素敵だな、と思います。

もちろん、次にA選手らしいシュートを打てたとしてもあくまで40パーセントの確率なので必ずしも決まるとは限りません。

ただ、1試合通して40パーセントの確率で決まりうるシュートを打ち続けてもらうことが、このチームの勝利に繋がるんですね。

ザックリまとめると

『結果』に注目して声を掛けるより、『行動』に注目し、本人らしい行動は結果に関わらずガンガン肯定する。

本人らしい行動が出来てない場合は本人らしい行動が取れるような声掛けを心掛ける。

本人らしい行動が取れても結果に繋がるかは分からないが、結果的にそれが1番結果に繋がる。

コミュニケーションは信頼関係が鍵

今回、重要なのはコミュニケーション。

ポジションを修正するのもコミュニケーション。

失点やミスをした後に選手をガッカリさせずに、前を向かせるのもコミュニケーション。

コミュニケーションにおいてとっても大事なのが信頼関係。

いくら良い声掛けをしても、そこに信頼関係がなければ相手の耳には入りません。

今回、飯高選手が課題意識を感じていたのがチームメイトとの日常でのコミュニケーション。

普段からのたわいも無い会話でお互いのことを知り合うことが信頼関係を築く上で重要だと感じてました。

そこで普段からの日常会話をする上で必要だと出てきたのは

①相手、もしくは相手の周囲に興味を持つ

②自分、もしくは自分の周囲に興味を持ってもらう

ということ。

■①相手、もしくは相手の周囲に興味を持つ

ドイツの選手たちが話してるのはドイツでの日常。

そこに入って行くためにニュースをチェックするか?

しかし、少し難しそうな印象。

■②自分、もしくは自分の周囲に興味を持ってもらう

そこで出てきたのは、自分に興味を持ってもらおうという視点。

数日前に「どこどこに行った」のInstagramの投稿に対して、後日の練習でチームメイトからの反応もあったそうです。

それに、ドイツ人からしたら日本人や日本の文化って絶対興味の対象です。

そこでまずはInstagramで日本の料理や日本の文化などを投稿して興味を持ってもらい、話題を提供しようという作戦。

そして、

早速、飯高選手は卵かけご飯をInstagramにアップしてました!笑

#トップアスリートの行動力

そして、結果はドン引きされたそうです。笑

もちろん、反応を得て話題になることが作戦なので、とりあえずは作戦成功ということでしょうか?

#次のドン引き料理はなんだろう?

飯高選手が書いた飯高選手目線のブログ

そして、飯高選手も自身のブログでメンタルトレーニングのことを書いてくれてます!

考察が深すぎるので是非読んでみて下さい!

飯高選手が書いてくれたブログの過去記事はコチラ↓↓↓

飯高選手ブログ【1回目】

飯高選手ブログ【2回目】

飯高選手ブログ【3回目】

飯高選手ブログ【4回目】

今回のはコレ↓↓↓

飯高選手ブログ【5回目】

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